第三次総合計画

 総合計画とは、町が目指す将来の都市像や、それに向けてのまちづくりの方向性について10年程度を計画期間として定める「基本構想」、この期間を前半、後半に分けて、具体的に取り組むべき事業や成果の目標を定める「基本計画」、さらに向こう三か年ずつを期間として、毎年取り組む事業を予算とリンクさせて明確にしていく「実施計画」という三つの計画の総称です。

 この基本構想と基本計画は、ほとんどの市町がコンサルタントに3千万円から5千万円くらいの予算を組んで委託をして策定しています。 しかし、2000年から2010年を計画期間とする第3次総合計画の策定にあたって、コンサルタントが提案してくる全国画一的な計画では意味がないとの上司の判断から、コンサルタントを入れずに職員だけで作ってみろとの命令が出されました。そしてそのリーダーは企画係長だった私となりました。

 2カ年をかけての予定でしたが、私はもう一つの課題であった「わくわく祭り」の創設も任されており、事実上残り1年での策定となりました。 計画の構成を職員に理解してもらうため、職員への現状分析、課題抽出、目指す方向等のデータを提出してもらう依頼は、印刷される実際の冊子をイメージした様式を示して記入してもらうことにしました。データ、グラフ、写真を重要視し、文章も統一感をもたせるために、私ともう一人の同僚ですべてリライトしました。

 事前に手作りの総合計画のための研修を受講しましたが、講師から、自分も楽しみながらやらないと息詰まるとのアドバイスがありました。そこで、後輩職員の子供や家族(さすがに後ろからの撮影)の写真なども自分で撮影し、採用しました。